無料1ヶ月健診
通常、1か月健診は出産された病院やクリニックで受けていただきます。新生児スクリーニング検査の結果など大切なことがありますので、受診するようにしてください。当院では、産婦人科での1か月健診とは別に、お子さまの発育を確認しています。健診のため保険診療は実施できませんが、自費での支払いはなく無料で行っております。
当院では主に、体重の増加を確認し、全身を丁寧に診察します。
といったこの時期特有の疾患に注意しながら診察しています。
さらに、生後2か月から始まるワクチンのスケジュールについて丁寧に説明します。
また、授乳や排便、睡眠、抱っこの仕方、沐浴や入浴のことなど、初めての育児で感じる不安や疑問についても、小児科スタッフが丁寧に対応いたします。お母様の体調についても遠慮なくご相談ください。
出生後から内服しているK2シロップについても、飲みこぼしなどで足りなくなっている場合には、数百円という自費にはなりますが、提供しております。
1ヶ月健診で必要なもの
健診当日は、以下の持ち物をご準備ください。
- 母子手帳
- 健康保険証
- 乳幼児医療証
- お子様のお着替え
(吐き戻しや汗をかいた場合に備えて) - オムツ・おしりふきなどのおむつセット
- ビニール袋(使用済みおむつの持ち帰り用)
- ガーゼ・タオルなど(授乳や口元のケアに)
など
当院の乳幼児健診
生まれたばかりの赤ちゃんが、数年の間に劇的な成長と発達を遂げるのが乳幼児期です。特に人間の脳は0-3歳までで最も大きく発達し、神経ネットワークが構築される時期です。
3歳までに大人の80%の脳まで発達すると言われています。この成長と発達は個人差が大変大きく、母子手帳や予診票にあるようなスクリーニング項目や平均の体重、身長、頭位、胸囲の成長曲線はあっても、すべてのお子様がその通りに発育するとは限りません。3歳まで一言も話さなかった子が、急に話しだす、1歳半になっても歩かなかった子が2歳になると急に歩きだす、といったことは、よくあることです。
しかし、この個人差があることで、周りの子に比べて小さいかな、まだお座りができない、ハイハイをしないで歩きだしそう、2歳になってもおしゃべりをしない...など保護者の方は様々な悩みや不安を抱え込むことがあります。一方、特に言葉の遅れに関しては個人差ということがほとんどですが、難聴や自閉症などの疾患の症状であることがあるため、慎重に経過を確認していきます。
場合によっては耳鼻咽喉科との連携や、MCHATと呼ばれる発達障害のスクリーニングを行うことがあります。
当院では乳幼児健診を通じて、お子様の診察、成長や発達の確認だけでなく、保護者の方が感じている不安や疑問を相談できるよう心がけており、一緒にお子さまの成長と発達を見守っていきたいと考えています。 健診はご予約制となっております。LINE・WEBからのご予約のほか、お電話でも承っておりますので、ご都合のよい方法でお申し込みください。
※全ての時間帯にて乳幼児健診は可能ですが、14:30~16:00の間は完全にクリーンアウトの時間になりますので感染症などが気になる方はこちらの時間帯にてご予約をお願いいたします。
乳幼児健診の流れ
1ご予約
当院の乳幼児健診は完全予約制です。あらかじめLINE、WEBまたはお電話でご予約をお願いいたします。
2ご来院当日
ご来院の際は、以下の書類を必ずお持ちください。
- 母子手帳
- 乳幼児健診の受診票
(あらかじめ記載してからお越しください) - 健康保険証
- 乳児医療証
- 着替えやおむつ
健診にお越しの際には、お子様のお洋服は脱がせやすいものにしてください。
受付にて持ち物の確認させていただきますので、お手元にご準備のうえお越しください。
3問診・身体測定
診察を行う前に身長・体重・頭囲・胸囲など、発育の基本項目を測定します。また当院では1歳半健診で、スポットビジョンスクリーナーという医療機器を用いて、お子さまの眼の簡易スクリーニングを行っています。生後6か月から実施できますが、より正確にスクリーニングするために1歳半健診で実施しております。生後6か月時の健診で希望がある際には、相談してください。スポットビジョンスクリーナーでは近視、遠視、弱視、斜視などの異常を検出してくれます。異常がある場合には眼科を紹介させていただきます。
4診察
診察では、お子様の発育や発達の様子に問題がないかをチェックします。乳幼児期は体の成長とともに、脳神経のネットワークが急速に形成され、様々な能力の基礎となります。首の座り、寝がえり、お座り、ハイハイ、独歩といった運動発達、視力・聴力・嗅覚などの感覚器官の発達、喃語やパパ・ママといった一語文、文章の表出、話しかけや絵本などへの反応、また情緒やコミュニケーションといった社会性の向上など、大きく変化をする時期です。これらの変化を踏まえ、反射の確認など行いながら診察することを心がけています。
また診察では
などの疾患がないか確認します。 これらの疾患の多くは早期に見つけて、早期に治療、経過を追うことが大切です。
異所性蒙古斑やカフェオレ斑、いちご状血管腫といった色素斑や湿疹などの皮膚の所見についても丁寧に診察し、レーザー治療などを希望される場合には専門施設を紹介しております。
5育児相談
必要に応じて、睡眠リズム・離乳食の進め方・食事内容・スキンケア・便の状態など、育児に関するお悩みについてもお伺いします。小さな不安でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
6終了・次回予約
診察終了後、診察券・母子手帳・健康保険証を受付窓口にてお返しします。今後の健診や予防接種をご希望の場合は、当日その場で次回のご予約も承っております。どうぞお気軽にお申し出ください。
自費で受ける乳幼児健診の費用
内容 | 費用 |
---|---|
2か月健診 | 6,500円 |
1歳児健診 | 6,500円 |
2歳児健診 | 6,500円 |
3歳児健診 | 6,500円 |
入園前健診 | 3,300円 |
※全て税込表記となっています。